プロ塾講師の勉強の裏技 (5) 絶対合格受験術ーIQ182の講師が教える誰でもできる受験突破法

 今回は絶対に成績を上げ志望校に合格する方法を伝授します。私自身、高校受験で大阪府立高校の御三家と言われる高校に合格し、大学受験で日本の三大法学部の一つの大学に楽に合格した経験を持っています。特別な能力を持っていたわけではなく、様々な合格者の合格体験記を多数読むことで成績向上に必要なテクニックを身に付けられたからだと思います。大学卒業後、塾の講師を続けながら様々な学問を学び、今ではIQ180を超え数的論理能力IQは200に達しています。以下に、特別な能力がなくても、きちんとした方法に基づいて勉強すれば平均的な能力を有する人なら誰でも成績を上げ志望校に合格できる方法をいくつか述べたいと思います。参考にしてください。

 

【1】最初に参考書で各科目の全体像とその中身の概略を学習する。

 間違った勉強法の代表格と言えるのは、問題集を何冊も買い込み次々とただ闇雲に解きまくるといった根性論丸出しの知的能力の低い方法です。この様な方法では各科目の全体像が掴めず何時までたっても知識の穴がなくならない、時間ばかりかかり効率が悪く成績が上がらない結果になります。

 最初に参考書で全体の構造を大まかに理解し次に各単元の内容に進む。各単元の内容を一通り学習したら全体をもう一度見直し何を勉強してきたのかを全体の中で位置づける。森と木を同時に見つつ勉強できれば次は問題集に進み間違った問題の理由を参考書に戻って理解し直し、後で確認できるように印をつけておく。このようにして必要な知識を一冊の参考書に一元化し試験直前に見直せば完璧と言える資料を作っておきましょう。

【2】参考書の選び方。

【1】と関連することですが参考書ならどれでも良いという訳にはいきません。

 (1) 薄い参考書は情報量が少なすぎ書き込む手間が増えるためダメです。逆に分厚すぎると無駄な記述が多く使い勝手が悪くなります。目安としては中学英語だと中1~3の全部の内容が収録されていて300~400ページぐらい、高校英語の英文法だと500~700ページぐらいが適量と思います。

 (2)空白部分が多すぎなく、図表が適宜ありわかりやすく、カラーで見やすいものがよいと思います。中学英語だと公文式英語や自由自在、高校英文法だとVision Questがお薦めです。

【3】問題集の選び方。

 ネットで評判の良い教材を調べ書店で実際に自分の目で確かめ(1)解説が詳しいもの(2)問題と解答が見開き左右になっていて直ぐに答え合わせができるもの(3)解答部分が赤字で表記され赤シートで隠せるものが良いと思います。    

【4】過去問研究について。

 以上の学習が終了し知識の整理ができたら最後に過去問の傾向分析をする段階になります。5から10年分の過去問を集め、初めは自力でどの程度正解できるかの確認をする。この段階では成績をあまり気にしないでおきましょう。合格点の60から70パーセントできたら良しとします。ただ解いて終わりでは過去問分析ではないので次に解説を読み疑問点・理解の不十分な点をチェックし知識集約本で知識確認をします。最後に5から10年分の過去問を観察し年度を追うごとに問題形式や出題意図や頻出分野などの変化を徹底的に分析し、次年度の入試問題を予測しましょう。学生にこの様な過去問分析・出題予想まで要求するのは無理かもしれないですが、その場合は自分の学校の先生や塾・予備校の先生に教えてもらいましょう。ほとんどの先生はできないと思いますが、一部に非常に優秀な先生もおられるのでそのような先生を見つけ出して教えてもらいましょう。

【5】受験の秘密。

 私が東京の大学に進学し、そこで出会った恩師の教授が刑法を専門としており、またその当時T大学とW大学の総長・学長も同じ刑法の学者で懇意にされていたため、入試の裏事情話を聞く機会がありました。詳しくはお話しできませんが、記憶バカではなく論理的推論力のある学生を世界が欲しているようです。