プロ塾講師の勉強の裏技 (8) 世界1理解しやすい英語ー基本文型(一般動詞編)
前回Be動詞は=の意味しか持たず、Be動詞を含む文はすべてS + V + Eの文型になると説明しました。今回は一般動詞の文型について述べていきます。結論を先に言うとS + V + EとS + V + Oの2文型しか存在しないということになります。つまり英文はBe動詞を含むS + V + Eの1文型と一般動詞を含むS + V + EとS + V + Oの2文型の合計3文型しか存在しないという非常に簡単な構造になっていることがわかります。以下、一般動詞の文型を従来の規範英文法の5文型理論と比較して説明していきます。
例文
【1】Kate lives in New York.(ケイトはニューヨークに住んでいます。)
【2】Meg looks happy.(メグは幸せそうです。)
【3】He bought a new watch yesterday.(彼は昨日新しい腕時計を買った。)
【4】He gave Sally a ring.(彼はサリーに指輪を買ってあげた。)
【5】She painted the wall brown.(彼女は壁を茶色に塗った。)
<規範英文法>では次のように解釈されます。
【1】Kate lives in New York.
s v m
【2】Meg looks happy.
s v c
【3】He bought a new watch yesterday.
s v o m
【4】He gave Sally a ring.
s v o o
【5】She painted the wall brown.
s v o c
<二元的二層機能英文法>では次のように解釈されます。
【1】Kate lives in New York.
s v e
【2】Meg looks happy.
s v e
【3】He bought a new watch yesterday.
s v o e
【4】He gave Sally a ring.
s v o
【5】She painted the wall brown.
s v o
【1】【2】の英文ではs+vを一塊と考えて、その説明をeで行っていると考えれば統一して簡単に意味をとることができます。s + v = eと考えてもよいでしょう。
【3】【4】【5】の英文ではs+vの対象がoとして次に現れると考えればよいのです。そのoの中に名詞・形容詞・副詞(従来の規範英文法で)が単一または複数入り、その後に付加的情報としてeが続くこともあると解釈すれば非常に簡単な構造だと理解できます。s + v → oと考えればわかりやすいでしょう。
次回以降、英語・現代国語・算数・数学・理科についても書いていきたいと思っています。